日本コンピュータの黎明を読んでみた感想やレビューを紹介!仕事の壁にぶち当たった人必見

今回紹介する本は、田原総一朗氏の「日本コンピュータの黎明」です。

1980年代の日本コンピュータ界では、IBMの大型コンピュータが凌駕していた。
これに果敢に立ち向かったのが富士通にいた”池田敏雄”氏で、この本はこの池田氏を中心に書かれた本です。

読んだ感想や役立ったことについて紹介していきます。

日本コンピュータの黎明のあらすじ

 

1980年代の日本のコンピュータ界では、IBMを筆頭に富士通、日立、日本電気等が中心に流れていた。
コンピュータはOS(オペレーションシステム)の上でソフトウェアが動くが、当時このOSを作れるのは日本企業にはまだありませんでした

なので、IBMのOSと同じように動くOS(IBM コンパチブル)を作るのか、それともIBMと決別したOSを作るのかで意見が分かれていた。

このような状況下で、富士通に入社した天才:池田敏雄氏は、独自のOSを創るように考え、社内の役員や関係部署等に働きかけて取り組もうとしていた。
そのころ、米国のIBMではCPU(中央処理装置)を製造していた部署の天才設計者:アムダールが、意見の違いから退社して別会社AMDを創設。
池田氏は早速渡米をして、アムダールと会い 富士通向けにCPUを設計してもらうようになった。

こういった状況もあり、遂に富士通は、非IBMコンパチブルの機の汎用コンピュータをリリースすることができた。

池田氏の汎用コンピュータ創造の想いや通産省への働きかけ、社内トップ・関係部署への働きかけ、そしてAMD社への交渉等、スケールの大きな人間の生き様を教えてくれる本です。

コンピュータ関係に携わる人はぜひ読んで欲しい本です。

 

日本コンピュータの黎明から学んだこと

日本コンピュータの黎明で特に学べると思った事は下記

・関連部署との巻き込み力
・自身の想いを突き進める突破力

将来を見越して”こんなものを作りたい”というエンジニアとしての強い意志を持ちながら、実現のために自分の部下をはじめ、社内のトップや関連部署を巻き込みながら突き進んでいく姿は、ビジネスマンとして真摯に学ぶべきだと思いました。

また、自社だけで完結できないことに関しては、他の関連会社(この本では、当時の通産省や、日立、日本電気、そして米国のADM社等)を巻き込みながら、池田氏の想いを伝え突き進もうとする姿も大いに学ぶべきものがありました。

日本コンピュータの黎明から今後役立てたいこと

仕事をする上で、自分が何をしたいのかを起点にしていろいろな事を考えながら進めてみようと思いました。

そのためには、自分だけではできない壁等が立ちふさがってくると思うので、そのような場合は関係する部署あるいは上司等に自分の思いの丈をきちんと説明して、賛同・協力を貰えるような体制を整えられるように勧めたいと思います。

更に、社内だけでなく場合によっては社外も方にも協力がもらえるような関係作りができるように取り組んでみたいと思いました。

 

日本コンピュータの黎明の感想

コンピュータエンジニアの自分にとっては、この本の中での池田氏の神がかり的な仕事の仕方はとても凄いもので、ずっと興奮しながら読んでいました。

そして1980年代の日本の汎用コンピュータの黎明期にには、日本にこんな凄いエンジニアがいたということを知り、改めて日本の技術力の高さを再認識しました。

日本コンピュータの黎明のイマイチだったところ

池田氏の富士通社内での評価は、彼が最終的に役員になったということであるが、本当はどうだったんだろうか?
と思うところがありました。

当時の富士通でこれだけのプロジェクトを達成できるだけの財務体質がどこまであったのだろうかと思っていて、その部分の記述が余りなかった。